※矯正治療は、歯周病やむし歯等の治療をしてからでないとできない場合が多いので、健康保険証を必ずお持ちください。
矯正治療で必要な検査
セファロ(頭部X線規格写真)
セファロは、矯正歯科用の特別なレントゲンで顔の骨格を調べるためのもので、矯正治療を始める際に必須となる資料です。
例えば、成長期の患者さんでは時期の異なる2枚のレントゲンから成長の方向と量を知ることができ、さらには具体的な治療に対する反応もある程度予測することができます。
セファロがなくても矯正治療はできますが、確実に治療の質が変わってきます。
当院で行う矯正治療の特徴
幡ヶ谷わく島歯科は標準で前歯はセラミックの審美ブラケットを使用します。
だから普通の装置より断然気にならない見た目ですが、さらに審美にこだわる方にはオプションで審美ワイヤーもご用意いたします。
- 表からの装置の中では一番目立ちません。
- 表からの矯正方法なので適応症例の範囲が広いです。
- 舌側装置と比べ、装置装着後の違和感が少ないです。
メリット
1.体に害、特に歯根吸収(医源病)はほとんど起こらない
歯根吸収の誘発率が5%未満、重篤な歯根吸収0.5%未満
2.再診治療後の痛みがない
3.副作用のリスクが少ないテクニック
4.痛みの軽減
ワイヤーが細く弱い力で治療が施されるため痛みが軽い
5.審美矯正
ワイヤーとブラケットの間の摩擦係数(フリクション)が小さいためインビジブルワイヤー(白いコーティングワイヤー)とBio-コイルスプリング(白いコイルスプリング)の使用が可能
デメリット
月に2回の来院回数が必要。(治療の進行状態による)
歯へのダメージを最小限に抑えた3D-LSTシステム
3D-LSTとは
当院では、3D-LSTという歯科矯正治療システムを用いて矯正治療を行っているため、理想的な歯体移動を可能にしております。
歯根吸収がほとんどなく、歯へのダメージを最小限に抑えた痛みの少ない治療方法です。
3D-LSTのメリット
- 歯根吸収がほとんどなく、歯へのダメージが少ない
- 痛みが少ない
一般的な矯正治療との違い
一般的な矯正治療の場合、矯正装置の引っぱる力により、歯が傾いて揺さぶられながら移動するため歯根へのダメージが蓄積し歯根吸収の原因になります。
極度の歯根吸収が起きると歯が抜けやすくなってしまいます。また、若いうちは大丈夫でも、やがて年を重ね歯ぐきが下がった時に歯が抜けやすくなり、最終的には抜歯になってしまいます。
当院の矯正治療は、矯正装置により歯に加わる力をコントロールすることによって水平に歯を移動させることが可能ですので、歯根吸収を起こさずに矯正治療が行なえます。
Ⅰ期治療
咬合誘導
子供の歯列矯正は、咬合誘導とも呼ばれ、正しいかみ合わせへの誘導のために行います。
子供の時期に、大人のかみ合わせを想定しながら、将来永久歯がうまく咬み合うような治療を行います。
子供だからできる骨格性の治療
かみ合わせの不調和は、大きく分けて、①歯が原因のものと、②骨格(顎)が原因のものに分けられます。子供の矯正の特徴は、後者の骨格的な原因の不調和を治療しやすいことです。大人になってからでは、抜歯や手術を要するような症例でも、骨が柔らかい成長途中の子どものうちに治すことで、より自然に症状を改善できます。
口腔筋機能療法(MFT)
歯は骨と筋肉(頬や舌)で囲まれています。その筋肉がバランスよく機能していないと、装置で治療しても悪い歯ならびに戻ってしまいます。
正しいかみ合わせの機能を得るためには、悪い癖を治すことやトレーンニングが必要です。
歯並びが乱れる癖や習慣
子どもの身体は成長段階にあるため、柔軟で比較的小さな負荷でも歯並びやかみ合わせに悪影響を与えてしまいます。こうした悪影響を招く原因として、以下のものが挙げられます。
指しゃぶり
指しゃぶりは、指で上下のかみ合わせを悪くする状態になるほか、上の前歯を裏から押し続けることになるため、開咬や上顎前突を引き起こしやすくなります。
爪や唇をかむ
爪や唇をかむ癖は、歯や歯ぐきに大きな負担になります。不自然な顎の動きが習慣化して、顎関節に悪影響を及ぼします。
口呼吸
慢性的な鼻炎などで鼻がつまり口呼吸が習慣化すると、常に口が開いた状態になり、顔面の筋肉や骨格、かみ合わせに悪影響を及ぼします。
舌で歯を押す
常に舌で前歯を押し出したり、食べ物を飲み込むときに舌を出したりする癖を舌癖と言います。舌癖は前歯の歯並びに悪影響を及ぼします。
片側だけでかむ
食べ物をかむ歯が片方に偏っていると、顔の歪みや変形を引き起こすことがあります。
頬杖をつく
頬杖は、人間の身体の中でも最も重い頭部を顎で支える行為。重みが一点に集中することで、顎が変形してしまうことがあります。
*引用:日本口腔筋機能療法学会HPより
癖の改善も重要
小さなお子様は、指しゃぶりなど生活の中での癖が、知らず知らずかみ合わせに影響を及ぼすこともあります。こういった癖の指摘や改善も子供の矯正の大事なポイントです。
マウスピース矯正
プレオルソ
「プレオルソ」こども歯ならび矯正法とは?
永久歯に生え変わってからでは、1つ1つの歯に固定式の矯正装置をつけてワイヤーで歯を並べる、いわゆる「本格矯正」になりますが、小児(10歳ごろまで)の骨の柔らかい時期に始めることで効果が出やすい矯正方法です。80年以上も前から使われつづけている「機能的顎矯正装置」を新素材のマウスピースに改良した矯正方法です。
マウスピース式なのでお子さんも嫌がりません
固定式の装置は、患者さんによって痛みがでると言われていますが、取り外すことのできるマウスピース式は一般的に痛みが少ないと言われており、痛みがあれば自分で口の中から外すことができます。また、学校に行くときは家に置いていくので、見た目が気にならず、歯磨きの邪魔にならないことも安心です。
お子さんのこんな事で悩んでいませんか?
- ・歯ならび
- ・口呼吸
- ・かみ合わせ
- ・お口ポカン
「プレオルソ」は、取り外しの出来る「マウスピース式矯正装置」です。永久歯に生え変わる前に使うと効果が高いと言われています。
こんな治療効果が期待できます
- 1.歯ならびの改善
- 2.受け口や出っ歯の改善
- 3.かみ合わせの改善
- 4.口呼吸を鼻呼吸へ
- 5.お口ポカンの改善
- 6.発音や飲み込みかたの改善
プレオルソは「咬みあわせ」と「歯ならび」を改善すると同時に、機能的な側面「口呼吸から鼻呼吸へ」を非常に重要と考えています。プレオルソを使って行う独特な機能的トレーニング法は、この「口呼吸から鼻呼吸へ」の改善を促します。 この改善がお子さんの歯ならびだけでなく成長・発育にもとても大切だと考えています。
小児の大事な時期こそ「プレオルソ」
10歳ぐらいまでの骨の柔らかい時期に使うことで、大きな効果を期待できる治療方法です。「家にいるとき」と「寝ているとき」にだけプレオルソを装着するため、お子さまでも無理なく始められます。
いろいろなタイプの歯ならびを改善できます
出っ歯
横から見た時に
上の歯が出ている
受け口
横から見た時に
下の歯が出ている
叢生・乱ぐい歯
顎が小さく
歯ならびが凸凹
開咬
奥歯はかむけど
前歯が閉じない
深いかみ合わせ
上の歯が下の歯に
覆いかぶさっている
プレオルソの使い方
ご自宅での使い方
- 日中:
- できるだけ長い時間装置を入れて過ごします。このとき、基本はお口を閉じるようにしますが、もちろんおしゃべりをしても問題ありません。
- 就寝時:
- 装置を入れたまま、お休みください。
トレーニングを併用することでさらに治療効果が高まります
- ・舌・口元のトレーニング
- ・発音のトレーニング
- ・水を飲み込むトレーニング
不正咬合の改善
受け口(反対咬合)を改善する装置ムーシールド
ムーシールドは乳歯列期に受け口(反対咬合)を改善するための装置です。
乳歯列期に治療を行う事で顎の骨の正常な成長発育の促進及び、永久歯の正しいはえ変わりを期待します。
就寝時に装着する事で舌や口腔周囲筋の状態が整えられ、受け口(反対咬合)が改善されます。
不正な筋機能を改善
受け口(反対咬合)は遺伝的要因の他に筋機能上の問題が考えられます。
ムーシールドは受け口(反対咬合)の要因となっている不正な筋機能を正常な状態に改善する事で歯列を整えます。
主な筋機能上の問題点は下記の3つです。
1.きつい上口唇圧(癖)
ムーシールドを装着することで、上唇と上前歯の間にシールドが介在し、歯へは直接上口唇圧が加わらなくなります。
2.低位で機能する舌(習慣性、鼻咽腔疾患)
ムーシールドを装着することで、舌がパッドの上に挙がるので下前歯を内側から押さないようになります。また同時に舌が上前歯を内側から押すようになります。
3.オトガイ筋の負の圧
ムーシールドを装着した状態で、口を閉じる練習をすることで改善します。
ご両親へ
当院では、たとえ低学年のお子様であっても、本人が希望しない限り治療を行いません。お子様にもできるだけわかりやすく説明し、自分がどのような状況にあるかを理解していただく努力をいたします。
お子様の将来のためにも、不具合に少しでも気付かれた場合は、遠慮なくご相談ください。
Ⅱ期治療
すてきな笑顔をごほうびに
この数年、成人矯正をされる方は大変増えました。
子供のころ、矯正ができなかったため、大人になってから行うという方や、受験などが一段落した大学生の患者様が多いようです。
矯正治療をされることで、笑顔に自信を持つことができ、よりいきいきと社会生活をされている方がたくさんいらっしゃいます。お仕事や受験をがんばった自分へのごほうびに、すてきな笑顔を手に入れてみてはどうでしょうか。
成人でも変わりはなく治療可能
成人矯正は本当にうまくいくのか、と心配される声も多いようですが、大人になってからでも矯正治療を受けることは十分にできます。
もちろん、骨格性の問題がある場合は、子供の矯正よりも自由はききません。しかし、大抵の治療は子供の矯正と変わらず行えます。
お仕事や学校など、矯正装置をつけて生活されることに不安を持たれている方もいらっしゃることと思います。丁寧にご説明しながら治療していきますので、ご安心ください。
装置
MEAW(マルチループアーチワイヤー)
ブラケットを使用して、バンクワイヤーを使用して、矯正してゆきます。
審美ブラケット金属ワイヤー(50万円 税別)
セラミックブラケットに金属ワイヤー
審美ブラケットホワイトワイヤー(55万円 税別)
セラミックブラケットにホワイトワイヤー