ウクレレと歯のかみ合わせ

当院に来院された方はお気づきかと思いますが、受付横の飾り棚の上段にウクレレを飾っています。歯科医院に何故ウクレレは、不釣り合いと思われた方もいるかと思いますが、少しでも皆様にリラックスしてもらえればと思ってのことです。それと、だいたい想像はつくかと思いますが、私の趣味がウクレレだからです。飾ってあるウクレレは弦の数は4本で一番スタンダードなものです。

私とウクレレの出会いは歯科大学の頃にまで遡ります。学生の頃から音楽が好きで、大学入学と同時に軽音楽部に入り、シンセサイザーなどを演奏して6年間がアッと言う間に過ぎました。ちなみに歯科大学や医学部は普通の大学が4年間で卒業単位の取得するところを、6年間で単位をとって卒業します。無事6年間で歯科大学の卒業する時、記念品として軽音楽部の後輩から贈ってもらったのが初めてのマイ・ウクレレでした。

その後、大学の関連機関に勤務している頃に、ハワイで本場のウクレレの演奏を聴き、ウクレレにはまっていきました。日々神経を使う診療をしているので、ウクレレを弾いているとリラックスできます。その上に演奏を聞いていると癒やされますし、その形も小さくて可愛らしく惹かれてものがあります。そんなこともあり、ウクレレコレクションも多くなり、私の娘用のウクレレもあるくらいです。その中でもお気に入りがSonny Dとうハワイのメーカーのものです。 このメーカーのウクレレはとにかく音がいいことがプロにも評価されていますが、実はつくりは雑なことでも知られています。つくりというよりは仕上げでしょうか、歯科で言えば補綴物のかみ合わせはあっているけれど研磨が悪いといった感じです。

人の歯は28本がしっかりと噛み合わせできていると、カチカチと良い音がでるように、ウクレレも僅か4本の弦ですがチューニングがきちんとできていると、とても情緒豊かな音がでます。ウクレレも歯も本来のものが機能していると良い音がでるのは同じですね。

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